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「大学への数学」シリーズの難易度とオススメの使い方

大学への数学-サムネイル

理系高校生なら誰もが知ってる「大学への数学」シリーズの使い方をどこよりも詳しく紹介します!難易度はどのくらい?チャートとどちらが良い?シリーズの他のテキストはどうなの?指導経験豊富なブログ主が徹底解説します!

 

大学への数学シリーズでは「1対1対応の演習」が有名ですが、それ以外にもたくさんのシリーズテキストがあります。

有名だからという理由で安易に選ばずに、シリーズの全体像と個々の特徴や難易度を知った上で、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

 

目次はリンクになっています。分量が多いので気になるところから読んでください。

 

大学への数学シリーズは全部で28種類+α

東京出版-難易度・分野別分布図

 

上記の画像は大学への数学シリーズの種類と難易度をまとめたものです(*東京出版のWebサイトから引用)。

これを見ると大学への数学シリーズは全部で28種類あります。めちゃくちゃ多いので、全体像を把握している人は意外と少ないと思います。

上の画像に載っているもの以外にも「入試の軌跡/東大」「入試の軌跡/京大」「入試の軌跡/私大医学部」「入試の軌跡/センター試験」などがあります。

 

大学への数学シリーズは、以下のように分けて把握しておくと良いと思います。

1. 月刊
2. 1対1対応の演習などのメインストリーム
3. それ以外のサブ

メインストリームとかサブというのは私が勝手に分類しただけなのであしからず。以下の項目で1つずつ解説します。

 

大学への数学は月刊が基本

大学への数学-6月号

 

大学への数学は毎月20日に発売されます。毎回メインテーマがあり、1年間購読すると大学受験の数学の総合力が養われるようになっています。

だいたい100Pくらいで定価1,222円+税(送料別)で販売されています。

 

月間の大学への数学の構成はだいたい以下のようになっています。

1. 講義・演習・要点の整理
2. 日々の演習・大数模試
3. 学力コンテスト
4. 宿題
5. OB・受験生時代のエピソードなどの読み物

1~4は下に行くほど難しくなっています。

 

学力コンテスト

大学への数学の特徴の1つに学力コンテスト(学コン)があります。各号でオリジナルの問題が出題されます。自分の回答を郵送したら添削してもらえます。

添削は一回あたり1000円弱です。添削回数券というのもあって少しだけ割引されるので、毎回出す人はこっちの方がお得ですね。

問題はかなり難しく、最難関の大学を受験しようとしている人がこぞって参加していますね。

 

ちなみに大学への数学のバックナンバーは出版社のホームページで購入することができます。在庫がなくなった場合、絶版になることもあるようです。

 

発売スケジュールと各号の概要

2018年の月刊の大学への数学の発売スケジュールと各号の概要は以下の通りです。

大学への数学-発売スケジュール

 

数3は毎年6月号からの発売です。だいたい12月までに全範囲を学習し、それ以降は入試実践演習といった形ですね。

購読していれば勉強計画を立てずに進めるので楽ですね。復習は必要ですが。

 

大学への数学シリーズ・メインストリームのテキスト

大学への数学メインストリーム教材

 

メインストリームとは数1,A,2,B,3のような科目ごとに一冊にまとまっていて、これらのテキストを一通りやれば大学受験に対応できるようになるテキストたちです。

以下がメインストリームのテキストです。

1. プレ1対1対応の演習
2. 入試数学基礎演習 / 数学3の入試基礎
3. 1対1対応の演習
4. 新数学スタンダード演習 / 数学3スタンダード演習
5. 新数学演習

難易度別になっているので、学力や目的に応じて使い分けることができます。下に行くほど難しいです。

 

使用上の注意点

大学への数学のメインストリームのテキストは全て演習用のテキストです。基礎知識が身についている前提で、「身につけた知識を使ってどうやって入試問題を解くか」というテキストなので、基礎知識が身についてない人は使わないようにしましょう

 

メインストリームのテキストのレベルと特徴

それぞれのテキストのレベルと特徴はだいたい以下の通りです。画像は全てAmazonリンクになっています。

 

プレ1対1対応の演習(プレ1)

プレ1対1対応の演習

・基礎演よりやや簡単
・数12ABそれぞれ一冊ずつある
・数3はない
・一概には言えないが、レベルは白チャくらい

詳細は準備中です。

 

入試数学基礎演習(基礎演)

入試数学の基礎徹底

大学入試で〜50くらいが適正偏差値
・掲載問題は数12ABまで
・2018年度から「入試数学の基礎徹底」とタイトルが変更された
・一概には言えないが、レベルは白チャ、ないし黄チャくらい

詳細はこちらをどうぞ
「入試数学の基礎徹底」の難易度とオススメの使い方

 

数学3の入試基礎

数学3の入試基礎

大学入試で〜50くらいが適正偏差値
・基礎演の数3バージョン

詳細はこちらをどうぞ
「数学3の入試基礎」の難易度とオススメの使い方

 

1対1対応の演習

1対1対応の演習

大学入試で50〜60くらいが適正偏差値
・一概には言えないが、レベルは青チャくらい
・全部で6冊ある

詳細はこちらをどうぞ
「大学への数学 1対1対応の演習」の難易度とオススメの使い方

 

新数学スタンダード演習(新スタ)

新数学スタンダード演習

大学入試で60〜70くらいが適正偏差値
・一概には言えないが、レベルは青チャ、FocusGoldくらい

詳細はこちらをどうぞ
「新数学スタンダード演習」の難易度とオススメの使い方

 

数学3スタンダード演習

数学3スタンダード演習

大学入試で60〜70くらいが適正偏差値
・新スタの数3バーション

詳細はこちらをどうぞ
「数学3スタンダード演習」の難易度とオススメの使い方

 

新数学演習(新数演)

新数学演習

大学入試で70以上が適正偏差値
・一冊で数3までの問題を総合的に演習できる

詳細は準備中です。

 

*適正偏差値はだいたいの目安だと考えてください

 

発売日程

基礎演、新スタ、新数演は増刊号として発売されます。発売後に手に入りにくくなるものもあるので発売時期を把握しておいたほうが良いでしょう。

それぞれの発売日は毎年だいたい以下の通りです。

入試数学基礎演習(基礎演):2月末
数学3の入試基礎:3月末
新数学スタンダード演習(新スタ):3月末
数学3スタンダード演習:4月末
新数学演習(新数演):9月末

 

大学への数学シリーズ・サブのテキスト

大学への数学-サブテキスト

 

サブテキストは必要に応じて不足分を補うときに使いましょう。例えば、入試で微積が頻出の場合は「微積分 基礎の極意」や「解放の探求 微積分」で強化すると良いと思います。

・微積分/基礎の極意:適正偏差値60〜
・マスターオブ整数:適正偏差値65〜
・マスターオブ場合の数:適正偏差値65〜
・ハッとめざめる確率:適正偏差値55〜
・解放の探求 確率:適正偏差値65〜
・解放の探求 微積分:適正偏差値65〜
など

 

マスターオブ整数とマスターオブ場合の数は実はかなりレベル高めなのでほとんどの人は必要ないと思います。

「微積分/基礎の極意」も基礎と言いながらレベル高いので青チャートの例題をひと通り解けるくらいの学力が必要です。問題演習というよりも、理解するためのテキストですね。

大学への数学のサブテキストは総じて難しいです。一番最初に載せた画像の難易度表は体感とズレている気がします。

 

「微積分/基礎の極意」の詳細はこちらをどうぞ
「微積分 基礎の極意」のレベル・難易度とオススメの使い方

その他のテキストの詳細は準備中です。

 

大学への数学 オススメの使い方1(チャートを使わない受験勉強)

大学への数学だけで勝負する場合のテキストルートですね。

大学への数学だけで受験勉強するのは各単元の基礎知識が身についている人にオススメです。各ルートで最初に使う大数のテキストに相当するレベルのチャートの例題が全部解けるレベルならOK。

例えば、入試数学基礎演習(入試数学の基礎徹底)からスタートする場合は、白チャートの例題が全て解けるレベルならOKです。

テキストルートをいくつか例を挙げておきます。

 

例1:スタート時点で偏差値〜45(河合)、目標偏差値65(理系)の場合

1. 入試数学基礎演習(新訂は入試数学の基礎徹底、偏差値〜50)
2. 1対1対応の演習(偏差値50〜60)
3. (新数学スタンダード演習(偏差値60〜70))
4. 過去問

新スタは少し冗長なので時間に余裕がある人はやる感じで良いと思います。このテキストルートは、各単元の基本知識がある程度身についている人じゃないとダメです。

上記のテキストは全て演習用のテキストなので、解説を読んで理解できるレベルにいないと使えません。

もし、解説が理解できないようであればチャートなどの理解用のテキストを使うことを強くオススメします。

 

例2:スタート時点で模試偏差値45~50(河合)、目標偏差値65(理系)の場合

1. 1対1対応の演習(偏差値50〜60)
2. (新数学スタンダード演習(偏差値60〜70))
3. 過去問

単純に例1の入試数学基礎演習(入試数学の基礎徹底)をカットしただけです。

この場合も1対1対応の演習が難しく感じる場合は青チャなどをまずやるべきですね。

 

 

大学への数学 オススメの使い方2(チャートを使う場合)

基礎知識が身についていない人は、まずチャートなどで基礎知識を身につけましょう。

ポイントは必要以上に難しいチャートを使わないことです。

 

例1:スタート時点で偏差値〜45(河合)、目標偏差値65(理系)の場合

1. 白チャ(例題+Exercises)
2. 1対1対応の演習
3. (新数学スタンダード演習)
3. 過去問

白チャで基礎知識を身につけてから1対1対応の演習に繋げます。Exercisesは1対1と同じくらいのレベルの問題も掲載されているのでちょうど良いと思います。

 

チャートのレベルや使い方については以下の記事が詳しいです。
「チャート式 基礎からの数学」の色別オススメの使い方

 

大学への数学 オススメ?の使い方3(月刊を利用する)

メインストリームのテキストはどちらかというと、一般的な受験生向けの方法です。

数学好きすぎてヤバいって人は月刊を購読して勉強すると良いと思います。それだけで相当の実力が身につきます。学コンとか宿題までやれば(やれれば)国内でTop100とか入れます(たぶん)。

月刊を購読するのは東大、京大、東工大、医学部とか目指すような人なのでほとんどの人は縁がないでしょうけど。

 

まとめ

・大学への数学は月刊、メインストリーム、サブで分ける
・月刊は最難関を目指す人の巣窟
・メインストリームのテキストはまだ一般向け
・基礎知識が身についてない人は使っちゃダメ
・サブのテキストは不足分を補うときに使う

 

数学の参考書・問題集の難易度を比較した記事もあるので参考にしてみてください。
高校数学の参考書・問題集 難易度表&オススメの使い方