大学への数学の中でも激ムズとして知られるマスターオブ整数の姉妹教材「マスターオブ場合の数」について画像つきでまとめました。良い教材なんですが、あまり使う場面がないというのが本音です。その理由も含めて説明してあるので参考にしてみてください。
構成と難易度
「マスターオブ場合の数」の構成、難易度の目安は以下のようになっています。
- 第0部:数えるときの基本姿勢(教科書基本レベル)
- 第1部:問題編(14項目に分かれてる。教科書基本レベル〜入試偏差値60前後)
- 第2部:重要手法のまとめ
- 第3部:大学入試演習(入試偏差値60〜)
- 第4部:興味深い問題の演習(入試偏差値65〜)
基本的には偏差値60以上を目指す人向けの教材だと思っておけば良いと思います。第4部まで活かすなら65以上ですね。
それぞれのパートを画像で見ていきましょう。まずは第0部。
一応例題がありますが、場合の数の基本的な考え方について書かれています。基本はOKという人は飛ばしても良いです。
続いて第1部。
第1部は上にいくつか問題が並んでいて、その下に研究問題があります。上の問題ほど簡単な傾向があります。入試問題からの出題ではなく、教科書に載っているような問題設定が多いですね。
研究問題はややレベルの高い問題です。
次は第2部。
第2部は基本的に演習する部分ではないです。読んで理解を深める部分ですね。
第3部は入試問題演習です。
第4部はよりレベルの高い入試問題です。
問題数
各パートの問題数は以下の通りです。例題や類題などの大問を1つとしてかうんとしてあります。
- 第0部:8題
- 第1部:14項目で83題(うち、研究問題は16題)
- 第2部:演習問題はない
- 第3部:57題
- 第4部:18題
- 合計:166題
「場合の数」だけなのにも関わらず166題もあるので量としては十分すぎですね。
良い教材だけど受験では使う場面がないのが残念
結論から言うと、”「合格る確率」か「解法の探求・確率」を使った方がいいよね”ってことです。
受験対策としては場合の数と確率はワンセットでやりたいところです。
「マスターオブ場合の数」は良い教材ですが、結局確率もやらないといけないので一冊では終わらないんですよね。
それならば、1冊で場合の数と確率が勉強できる「合格る確率」か「解法の探求・確率」の方が良いなと。
「合格る確率」、「解法の探求・確率」についての詳細は以下の記事をご覧ください。
あえて使うとしたら以下のような人ですかね。
- 高1、高2で数学が好きな人
- 受験生で場合の数だけ強化したい人(そんな人いる?w)
まとめ
さいごにまとめておきます。
- 掲載されている問題のメイン難易度は偏差値50〜60
- 問題数は合計で166題
- 受験生にはオススメしない
- 受験生は「合格る確率」か「解法の探求・確率」がオススメ
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神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導18年、オンライン指導8年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
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