「大学への数学 新数学スタンダード演習」の難易度とオススメの使い方について解説しました。このテキストは「大学への数学 1対1対応の演習」の1つ上のテキストです。1対1対応の演習との難易度の比較もしてあるので参考にしてみてください。
マスターすれば偏差値60〜70くらいになる
「新数学スタンダード演習」は数1A2Bを一冊で勉強できるテキストです。マスターすれば偏差値60〜70の大学入試に対応できるようになります。
偏差値60〜70というとMARCH、関関同立〜早慶上智、旧帝大くらいですね。
「新数学スタンダード演習」は「1対1対応の演習」より少しレベルの高いテキストですが、掲載されている問題のレベルは少し被っているものもあります。構成が違うというのもありますが、「新数学スタンダード演習」の方がより上位のレベルに重点が置かれていると考えておけばOKです。
同じレベルの数3は「数学3スタンダード演習」で演習しましょう。
問題数は約250題とかなり多い
問題数は約250題です(例題50、演習問題150)。これを全てやるとなるとかなりの時間が必要です。1日5題やっても一周するのに50日かかりますからね。
復習を繰り返しマスターするとなるとこれの2〜3倍の日数が必要です。当然個人差は大きいですが。
問題の難易度がA、B、Cと分かれているのでまずはAとBだけやるなどの工夫をすると良いと思います。
オススメの使い方
すでに書きましたが、この「新数学スタンダード演習」はかなりハードなので覚悟してやりましょう。
現在:大手模試(例えば河合)で偏差値40〜45、目標偏差値70の場合
1. 入試数学の基礎徹底
2. 数学3の入試基礎
3. 1対1対応の演習
4. 新数学スタンダード演習
5. 数学3スタンダード演習
4. 過去問
現在の学力が河合で偏差値40〜45の場合は、基本レベルから勉強する必要があります。
その場合は「入試数学の基礎徹底」「数学3の入試基礎」「1対1対応の演習」をやると良いでしょう。これらを全てやるにはかなりの時間がかかります。もちろん目標が高いのでそれだけのことをやらなければいけないんですけどね。
「入試数学の基礎徹底」「数学3の入試基礎」「1対1対応の演習」については以下の記事をご覧ください。
現在:大手模試(例えば河合)で偏差値40〜45、目標偏差値70の場合(チャートを使うパターン)
1. 青チャート
2. (1対1対応の演習)
3. 新数学スタンダード演習
4. 数学3スタンダード演習
5. 過去問
チャートを使う場合、「入試数学の基礎徹底」「数学3の入試基礎」のレベルは青チャートでクリアできるのでやらなくて良いです。
「1対1対応の演習」も青チャのExercisesで代用できるのでカットしても良いと思いますが、「新数学スタンダード演習」が難しいと感じるならまずは「1対1対応の演習」をやりましょう。
チャートについては以下の記事を参考にしてみてください。
現在:大手模試(例えば河合)で偏差値40未満、目標偏差値70の場合(チャートを使うパターン)
1. 白チャート
2. 1対1対応の演習
3. 新数学スタンダード演習
4. 数学3スタンダード演習
5. 過去問
河合で偏差値40未満からスタートする場合は白チャートからスタートした方が良いですね。
1対1を挟んでスタンダードに行きます。が、相当ハードなのでその辺は承知の上でやってください。たぶん、1年かけてもきついんじゃないかと思います。
偏差値70というと旧帝大とか早慶とか医学部下位のレベルですからね。偏差値40未満スタートとなるとそれなりの勉強をしないといけないですね。
それでもこの流れでやれれば偏差値70の大学に合格できるレベルにはなるので、やるしかないですね。
まとめ
最後にまとめておきます。
- 「新数学スタンダード演習」をマスターすれば偏差値60〜70の大学入試に対応できる
- 「新数学スタンダード演習」は「1対1対応の演習」の1つ上のテキスト
- 問題量は約250題
- 同じレベルのテキストで数3をやるなら「数学3スタンダード演習」が良い
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大学への数学シリーズを比較した記事もあるのでどうぞ。
神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導20年、オンライン指導9年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
- 対象学年:中学生、高校生、浪人生
- 指導科目(高校):数学、物理、大学受験指導
- 指導科目(中学):数学、理科、高校受験指導
- 指導形態:SkypeまたはZoomによるオンライン指導
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- 料金:1時間7,000円(税別)
- 体験指導:60分(ヒアリング含む)
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