分野別になっている問題集といえば「分野別 標準問題精講」ですが、その1つ「分野別 標準問題精講 場合の数・確率」の難易度、問題数、どんな人が使うのがオススメか、などをわかりやすく解説しました。
「分野別 標準問題精講 場合の数・確率」の構成と難易度
この教材の構成と問題数は以下の通りです。
- 第1章 場合の数 基本編:目標偏差値〜55
- 第2章 確率 基本編:目標偏差値〜55
- 第3章 場合の数 実践編:目標偏差値55〜65
- 第4章 確率 実践編:目標偏差値55〜65
- 第5章 漸化式の応用:目標偏差値60〜
網羅型のように一通りの問題パターンが掲載されているので、入試で出題される9割以上はカバーできます。掲載されている問題だけ考えると、例えばチャートなどを持っていれば使う必要がない教材とも言えます。
例えば第2章の最初と最後は以下のような問題です。
第4章の最初と最後は以下のような問題。
目次を見ると掲載されている問題パターンがわかります。
「分野別 標準問題精講 場合の数・確率」の問題数
問題数は75題です。
各問題に類題等がついていないのが非常に残念ですね。ですので、演習用の教材というより理解用の教材と考えた方がいいかもしれません。
同じシリーズの「分野別 標準問題精講 整数」は演習問題がついているので、その点でこちらは使い勝手がよくないですね。
そのかわりに解説がわかりやすいので場合の数・確率が苦手な人にはいいかもしれません。図を使った解説はチャートよりは詳しいです(以下の画像を参考にしてください)。
どんな人が使うと良いか
以下のような人が使うといいですね。
- 大学受験で偏差値60〜を目指す人で場合の数・確率が苦手な人
- 他の教材の解説が理解できない人
第1章と第2章に掲載されている問題パターンはチャートと大差はないです。第3章〜第5章の問題パターンも青チャートやFocusGoldに同様の難易度、パターンの問題が掲載されています。
この教材の最大の特徴は「解説のわかりやすさ」にあるので、場合数・確率が苦手な人やチャートなどの解説でわからない人が使うと良いですね。
実践編まで活かすことを考えると目標偏差値60以上が適していると言えます。基本編だけなら目標偏差値55くらいの人でも使えます。
その他の場合の数、確率に関する教材の詳細は以下のリンク先をご覧ください。
まとめ
さいごにまとめておきます。
- この教材の最適難易度は目標偏差値60〜
- 他の教材の解説が理解できない人にオススメ
- 問題演習用というよりも理解用と考えた方が良い
神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導18年、オンライン指導8年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
- 対象学年:中学生、高校生、浪人生
- 指導科目(高校):数学、物理、大学受験指導
- 指導科目(中学):数学、理科、高校受験指導
- 指導形態:SkypeまたはZoomによるオンライン指導
- 指導曜日・時間:要相談
- 料金:1時間6,000円(税別)→5,000円(2月3月指導開始の方だけ!)
- 体験指導:60分(ヒアリング含む)
体験指導をご希望の方、オンライン指導に関してご質問がある方は以下のお問い合わせページからご連絡ください。体験指導や指導料金などについて詳しい資料をお送りします。