大学受験の英文法を勉強をしようと思ったのは良いけど、種類が多すぎてどの問題集が良いのかさっぱりわからん!という人のために、個別指導歴15年の私が徹底的に比較分析した結果、「Vintage」が最強という結論に達しました。
なぜ「Vintage」が最強なのかこの記事を読めば納得してもらえるはずです。
一口に問題集といっても目的によってどれが良いのかは異なります。今回は以下のような人にオススメの問題集はどれなのか、という視点で解説します。
- これから大学受験勉強をスタートする人
- 高校レベルの英文法がほぼ0の人
- 中学レベルの英文法はある程度OKっていう人
ということで、今回はこういう↑人に絶対オススメの問題集を紹介します。
*今後、他の問題集も比較していく予定です。
総合1位は「Vintage」
上記のような人に圧倒的にオススメなのは「Vintage」です。
「なんだよ、結局それかよ」と思うかもしれませんが、適当に言っているわけではなくちゃんとした理由があります。
まずは「Vintage」の特徴をあげておきます。
- 問題数は約1600問
- 比較的新しい入試問題をベースにしている
- 解説が詳しい&わかりやすい
- 飽きない&見やすいデザイン
- 発音・アクセント問題が掲載されている
- CDつき
これらの特徴について解説していきます。それを読めばなぜ「Vintage」が良いのか理解してもらえると思います。
問題数
主要な問題集の問題数を調べた結果を表にまとめました。
英文法問題集はただ問題数が多ければ良いわけではなく、受験レベルに合った問題数のものを選ぶことが重要です。また、発音・アクセント問題が必要なのかどうかも考慮しないといけません。
まず、「全レベル問題集英文法」ですが、これは使い勝手が良くないです。解説はまあまあなんですが、レベル別になっているので高校英語を1から勉強するのには向いていません。文法をある程度勉強した後で演習用として使う教材です。
「全レベル問題集英文法」については以下の記事をご覧ください。
次に英頻3部作ですが、私はオススメしません。なぜかというと解説が弱いからです。完全に「問題集」なので、高校レベルの文法が身についてない人は使わない方が良いです。やってもただ暗記するだけになってしまい、伸び代がなくなります。
「英頻740」と「基礎英頻」を使うなら、問題数もカバーできるし解説がしっかりしてる「Vintage」を使った方が良いので、その2つは使う場面がないですね。
「英頻」は問題数が2400問と圧倒的に多いですがやはり解説が弱いので、一通り英文法を勉強してから使う教材です。ここまでの問題量をやるよりも「Vintage」をしっかりやりこんだ方が良いですね。
「英頻」は上位〜最難関大(偏差値60〜)向けですが、偏差値65くらいまでなら「Vintage」で良いですし、最難関大の文法問題は過去問中心にやった方が効率的なので、こちらもやはり使う場面が見当たらないです。
英頻3部作については以下の記事をご覧ください。
残りの3つの中ではまず「NextStage(ネクステ)」が脱落します。ネクステは問題数こそ「Vintage」と同じくらいですが、とにかく見にくいんですよね。微妙な赤色が多く使われていて、集中できないデザインになっているのが残念。その点、「Vinatge」は色使いや構成が非常に秀逸です。詳細は以下の記事をご覧ください。
残るは「Vintage」と「頻出英文法・語法問題1000」の2つですが、この2つは発音・アクセント問題の有無以外はほぼ同じだと考えてOKです。
口語表現・発音・アクセント問題、付属の音声CDがある分、リスニングも含めた総合的な英語力を身につけられるので、私は「Vintage」をオススメします。
「Vintage」「頻出英文法・語法問題1000」については以下の記事をご覧ください。
発音・アクセント問題がない問題集だったら「頻出英語文法・語法問題1000」がオススメ
上記の通り「頻出英語文法・語法問題1000」は発音・アクセント問題がないですが、解説は非常にわかりやすいです。
文法・語法問題だけでいいなら「頻出英語文法・語法問題1000」が一番良いですね。
ちなみにこの教材の1つ下のレベルとして「入試頻出英語標準問題1100」というのもあります。
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長文融合型の文法問題が練習できる問題集
「英頻」「NextStage」「Vintage」は選択問題、語句整序、空所補充、正誤選択などがメインの教材です。
大学入試の問題では、上位になればなるほど単独の文法問題が少なくなっていきます。その代わりに長文融合型の文法問題が増えていきます。
今回紹介している教材の中で唯一「長文融合型の文法問題」が掲載されているのが「全レベル問題集英文法5」です。
「全レベル問題集英文法」は1〜4は選択問題や語句整序など一般的な問題タイプだけの問題集なんですが、5だけ長文融合型の文法問題に65問(小問数)も割いているレアな問題集です。
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参考書はこれがオススメ
偏差値〜60までの大学であれば「Vintage」だけあれば文法はOKなんですが、それ以上の大学を目指す人や文法を基礎からしっかり身につけたい人は参考書も合わせて使った方が良いです。
参考書と言えば有名なのは以下の2つです。
- Forest
- 一億人の英文法
どちらも英文法を基礎から学ぶのに最適です。
「Forest」は別売りの問題集「Forest 解いてトレーニング」があるので、それと合わせて使うと効果的です。ただ、「Forest 解いてトレーニング」は文法のみの問題集で、イディオムや発音・アクセントは掲載されてないので受験勉強向きではないです。
「一億人の英文法」はとにかくわかりやすいです。デザインも優れているので理解しやすさはForestよりも上だと思います。問題集もあるし。
ということで、参考書は「一億人の英文法」をオススメします。
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神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導18年、オンライン指導8年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
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