「英語頻出問題総演習」についてまとめました。一口に文法問題集といっても、どんな問題がどれだけ掲載されているのか、解説はどのくらい詳しいのかなどによって用途が異なるので、この記事を読んで本当に使うべきかよく考えてみましょう。
構成と問題数
問題数は以下の通りです。

文法・語法問題がバランスよく掲載されていますね。口語問題や発音・アクセント問題用にCDもついてます。
ちなみに英頻3部作の「英語頻出問題740」は800問、「英語頻出問題総演習」は約2400問です。
文法別の問題数は「英語頻出問題740」とほぼ同じですが、「基礎英語頻出問題総演習」の方がイディオム、語彙、発音・アクセントの問題が多くなっています。
項目名からは少しわかりにくいですが、第1章の重要構文の問題も文法問題の一部と考えてOKです(第1章の目次は以下のようになっているので、見ればわかると思います)。

書き換え問題や訂正問題もある

書き換え問題や訂正問題などが掲載されているのも「英語頻出問題740」との違いですね。上位校になればなるほどそういった難度が高い問題が増えていきますからね。
とはいってもそこまで多くはなく、多くは選択問題、空所補充問題、語句整序問題です。
問題タイプごとに並んでない

本書は「空所補充問題」とか「語句整序問題」などのように問題タイプごとに並んでいないのが、デメリットの1つですね。
入試傾向を踏まえた上で空所補充問題だけやりたいときなどは不便です。
難易度
適正難易度としては偏差値55〜65の大学入試だと考えておけばOKです。
といっても上位になればなるほど文法問題単独での出題は減っていきます。
じゃあ、この問題集いらないじゃんと思うと思いますが、そうでもないんですよね。たしかに上位校になればなるほど、文法問題自体の対策はコスパが悪くなっていきますが、長文を読むためには必要です。
特に第1章の構文や第3章のイディオムは長文を読む上で重要です。
基本文法を勉強してから使おう!


中身を見ればすぐにわかりますが、本書の解説はかなりあっさりしてます。なので体系的に文法を学ぶことはできません。あくまでも基本的な文法を一通り勉強してから使う問題集ですね。
まとめ
さいごにまとめておきます。
- 問題数は約1700題
- 適正偏差値は55〜65
- 書き換え問題や訂正問題なども少しある
- 問題タイプごとに並んでない
- 口語問題・発音問題・アクセント問題は音声CDあり
- 基本文法を勉強してから使うと良い
英頻3部作の「英語頻出問題740」と「英語頻出問題総演習」については以下の記事をご覧ください。


英頻3部作を比較した記事もあるのでこちらもどうぞ。

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