「英語頻出問題740」についてまとめました。一口に文法問題集といっても、どんな問題がどれだけ掲載されているのか、解説はどのくらい詳しいのかなどによって用途が異なるので、この記事を読んで本当に使うべきかよく考えてみましょう。
構成と問題数
上記2つの画像は英頻740の目次です。目次を見ればその構成がわかりやすいですね。
問題数は以下の通りです。
740と書いてありますが、実は800問あります。そのほとんどは文法別の問題で、選択問題、空所補充、語句整序だけで構成されているので、本当に基礎って感じですね。全レベル問題集英文法の1と2を合わせたような内容です。
全レベル問題集英文法については以下の記事を参考にしてください。
英頻740の構成をまとめると以下のようになります。
- 文法項目別になっている
- 書き換え・正誤問題・誤文訂正はない
- 文法別の問題がメイン
- イディオムはかなり基本的なものしか載っていない
- 語彙・口語表現・アクセント・発音の問題はほとんどない
- CDついてる
CDがついているのでディクテーションすると良いですね(ディクテーションというのは音声を聞いてそのまま英文を書き起こすことです)。
問題タイプごとに並んでない
文法問題のタイプは選択問題や語句整序などがあり、その問題タイプごとに並んでいる問題集もありますが、本書はそうなっていません。
申し訳程度に「整序」とか記載されてますが、それは見ればわかるので意味ないんですよね。なぜ記載したのか謎です。
出題傾向がわかっていて「語句整序が演習したい!」みたいな場合には使いにくいですね。
「英語頻出問題740」の難易度
以上の特徴を踏まえて、難易度適正は偏差値〜55の大学入試だと考えとけばとりあえずOKです。
下位の入試問題は文法問題単独での出題も多く、問題タイプも選択問題、空所補充、語順整序が多いので本書はそこにターゲットを絞ってあると言えますね。
あとは受験校の出題傾向を踏まえてこの教材を使うかどうかを判断しましょう。
基本的な文法を勉強してから使おう!
上記画像は問題と解説ですが、こんな感じで解説はかなりあっさりしています。なので、文法が体系的に学べるわけではないです。
あくまでも入試対策のための問題集だということを理解しておきましょう。
本書は一通り文法を勉強してから使うことをオススメします。
まとめ
さいごにまとめておきます。
- 問題数は800題
- ほとんどが文法別の問題
- 問題タイプは選択問題、空所補充、語順整序だけ
- 問題タイプごとに並んでない
- 適正偏差値は〜55
- 口語問題・発音問題・アクセント問題は音声CDあり
- 文法を勉強してから使う方が良い
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英頻3部作の「基礎英語頻出問題総演習」と「英語頻出問題総演習」については以下の記事をご覧ください。
英頻3部作を比較した記事もあるのでこちらもどうぞ。
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