問題集・参考書

FocusGoldのレベルとオススメの使い方

FocusGold-4th-edition-サムネイル

FocusGoldのレベル・難易度、問題数、目標偏差値別の使い方を徹底的に解説しました。また、青チャートとどう違うのか、どういう人がFocusGoldを使うべきなのかについても説明してあります。

この記事を書いている時点で、FocusGoldの最新版は4thEditionです。購入する場合はお間違えなく。

 

FocusGoldの特徴とレベル

FocusGold-4th-edition

まずは特徴とレベルですが、だいたい以下のことをおさえておけばOKです。

  • 目標偏差値65〜向け(65前後の場合は青チャと迷う)
  • 例題と練習のレベルは青チャートとほぼ同じ
  • StepUpと章末問題のレベルは青チャートのExercisesとほぼ同じ
  • チャレンジ編は青チャの総合演習くらいのレベル(ただし、FocusGoldの方が解説がめっちゃ勉強になるし、問題量も多い)
  • 実践編は最難関校を目指す人以外はやらなくて良いレベル

 

FocusGoldと青チャートの違い

チャート式数学(青)

特徴とレベルのところに書きましたが、FocusGoldと青チャートの難易度を比較するとだおおよそ以下のようになります。

FocusGold1A2B3:青チャート1A2B3
例題+練習(2018):例題+練習(1998)
StepUp+章末問題(920):Exercises(740)
チャレンジ編(307):総合演習(178)
実践編:なし

例題+練習だけならFocusGoldも青チャートもほぼ同じレベルです。

全体的にFocusGoldの方が問題数が多いです。特に例題+練習以外の入試レベルの問題は多いですね。その分、より高レベル向きということが言えます。

 

チャートの難易度、問題数、使い方はこちらの記事をどうぞ。

チャート全色-サムネイル
「チャート式 数学」の難易度、問題数、色別の使い方高校生なら誰もが知ってる参考書「チャート」の使い方をどこよりも詳しく紹介します!青チャや黄チャがどのくらいのレベルなのか、難易度はどのくらいなのか、問題数、基礎問題精講との違いはなんなのか、などについて指導経験豊富な筆者が解説します!...

 

FocusGoldと青チャートどっちがいいの?

 

結論から言うと、どっちが良いとかはないです。自分の学力と目標に合わせてどっちを選ぶかです。ざっくりいうと、

  • 目標偏差値が65以下なら青チャート
  • 目標偏差値が65以上ならFocusGold

って感じですね。

 

FocusGoldオススメの使い方

FocusGoldのオススメの使い方をいくつか挙げておきます。

前提ですが、FocusGoldでもスタート時の学力によらず使うことができます。一方で、到達レベルが高いので目標偏差値65以上の場合に使うことをオススメします。

目標偏差値65〜70の場合

  1. FocusGold(チャレンジ編まで)
  2. 過去問+α
  3. センター過去問
  4. 過去問

目標偏差値が65〜70くらいの場合は実践編はやらなくていいでしょう。

必要であればセンター前にセンター過去問やる感じで。

数学の受験勉強で網羅型の参考書を使う場合の基本的な流れは「参考書」→「過去問」と進むことです。網羅型は量が多いので、それだけでかなりのトレーニングになります。

②の+αの部分は、FocusGoldだけでは演習量が不足した場合に、その不足を補う問題集を指します。

 

目標偏差値70〜の場合

1. FocusGold(チャレンジ編、実践編まで)
2. 過去問+α
3. センター過去問
4. 過去問

上記とほぼ同じですが、実践編までやると良いと思います。

 

東工大、東大が目標の人はFocusGoldを使うと良い!?

大学受験の数学で使うテキストは大きく分けて2種類あると思います。

  • チャート/FocusGold(網羅型)
  • 大学への数学

この2つはそもそも構成が違うので一概には比較できません。違いは以下の通り。

 

チャート/FocusGold

  • 実は教科書レベルの基礎知識から勉強できる
  • 基本的な問題パターンが網羅されてる

 

大学への数学シリーズ

  • 入試問題のみで構成されてる
  • 基礎知識が身についていないと使えない
  • 問題パターンが厳選されている

 

展開や因数分解の問題を例に挙げると、網羅型の方は基本的な展開や因数分解のやり方を学ぶための例題がありますが、大学への数学は入試問題からの出題になっているので、いきなりやるのは少し難しいです。

「1対1対応の演習」は青チャートのExercisesやFocusGoldのStepUpや章末問題とだいたい同じくらいです。

 

本題ですが、志望校が東工大や東大だからといってFocusGoldが良いとは言い切れません。大学への数学でも同じことです。

「基礎知識が身についている人は大学への数学を使っても良い」くらいに思っていただけると良いと思います。

 

大学への数学シリーズの詳細は以下の記事を参考にしてください。

大学への数学-サムネイル
「大学への数学」シリーズの難易度とオススメの使い方理系高校生なら誰もが知ってる「大学への数学」シリーズの使い方をどこよりも詳しく紹介します!難易度はどのくらい?チャートとどちらが良い?シリーズの他のテキストはどうなの?指導経験豊富なブログ主が徹底解説します!...

 

FocusGoldノート

たまに質問が来るので一応書いておきますが、FocusGoldのノートはいらないです。

チャートにもノートがありますが、これを使わないでも自分でノートに書けば良いですからね。

 

FocusGoldの動画授業あるの知ってた?(しかも見放題)

スマートレクチャー-トップ画面

 

出版社である啓林館が運営している「スマートレクチャー」というサービスでFocusGoldの動画授業が受けれます。FocusGoldは2018年5月から配信スタートしたばかりですね。月額900円。

サンプル動画を見ましたが、「つまらん」という感想しかないですね。FocusGold自学ができない人は良いかもしれません。

一概には比較できないですが、受験サプリの方がまだいいかも。

 

FocusGoldよりも基本に重点を置いたFocusZ(ゼータ)って知ってる?

FocusZ

 

FocusZはFocusGoldよりも基本レベルの問題に重点をおいたテキストです。啓林館のWebサイトに難易度比較表があったので載せておきます。

Focus難易度表

 

ま、これを使うなら黄チャか青チャって感じですかね。

 

まとめ

  1. FocusGoldは目標偏差値65〜向け
  2. 例題+練習は青チャートとほぼ同じレベル
  3. チャレンジ編までやれば偏差値65くらいになる
  4. 目標偏差値70〜の場合は実践編までやる
  5. FocusGoldノートは必要ない
  6. FocusGoldの動画解説がある
  7. FocusGoldより難易度が低いFocusZがある

 

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