プログラミング

プログラミング必修化に関する誤解 高校で情報を選択するとハードモードになりそうな件

プログラミング必修化するらしいのでどんな感じになるのか調べてみました。結論から言うと、小中高でプログラミングは”教科”として組み込まれるわけではないです。少なくとも2022年までは。

 

 

このあたりの文科省の資料を見ればわかりますが、教科としての”プログラミング”は存在しません。小中学校の指導要領はすでに発表されて、先行実施期間に入っています。高校は2018年2月14日に改定案が発表されたので、今後パブコメを経て最終調整に入る段階ですね。

小学校にいたってはプログラミングについてはほとんど触れられていません。中学生では”技術・家庭”の中で一部扱う程度です。ところが高校生になると”情報”の中で急にハードなことをやりそうです。

私の生徒(中3生)に聞いたところ、H29年時点(移行期間)ではほとんどと言って良いほど扱っていないようでした。Scratchのようなアプリケーションを使って、先生が用意した完成品の通りにスクリプトを組み合わせただけでその解説もほぼされななかったようです。授業時間自体も少なく3時間くらいしかやってないと言っていました。

これ、当たり前なんですけどね。なぜなら教えられる人がいないから。現状の学校教員でプログラミングを教えられる人は新課程での英語を教えられる人よりも圧倒的に少ないはずですなので。

 

中学校ではほぼ扱わない

中学校の内容でプログラミングに関係しそうなのはここだけ。

(1)はリテラシーですね。PCの使い方とか、ネット(主に検索)の使い方とかそういう超初歩的な内容だと考えられます。

(2)はパワポとかですかね。パワポ発表はありがちなやつです。これもわざわざ学校でやる意味があるのかと思いますが、経済的な理由で家にPCなどがない生徒もいると思うので、そう言う点では意味がありますね。場合によっては動画編集や画像編集、描画なんかもやるかもしれません。ちなみに以前に私が教えていた生徒にはオーストラリアに住んでいた中学生(日本人)がいますが、パワポやワードなどの使い方の授業はなく、各科目のプレゼン準備の過程で各自が勝手に使えるようになっていってるようでした。

(3)これがプログラミングに関する部分ですね。「コンピュータを利用した計測・制御」が何を意味するかはよくわかりませんが、上記生徒の話を聞く限りではScratchのようなアプリで簡単なプログラミングをする程度でしょう。

この通り、小中までは大したことはやらないので、プログラミング必修化に関してはあまり気にしなくていいと思います。それよりも英語とか数学の内容を気にした方が良いですね。

 

高校でいきなりハードになりそう

一方で高校ではかなりハードな内容になりそうな気がします。資料を見る限りこれまでの大学1年生がやっていた内容の一部を高校でやることになりそうです。以下で資料から必修部分の言及を抜き出しました。

情報は”情報Ⅰ”と”情報Ⅱ”がありますが、必修なのは情報Ⅰだけですね。情報Ⅱは選択科目となります。プログラミングなどに興味がある人は選択すると良いと思います。

情報Ⅰの内容の骨子はこんな感じ。

(1)情報社会の問題解決
(2)コミュニケーションと情報デザイン
(3)コンピュータとプログラミング
(4)情報通信ネットワークとデータの利用

このあたりは読んだだけだと具体的に何をするのかわかりませんが、読解すると多分こんな感じのことをやるんじゃないでしょうか。

(1)情報社会の問題解決は、情報リテラシーに関するものだと思われます。自分の欲しい情報をネットから取ってくる方法や、その場合の情報の扱い方やリスクマネジメントなんかを学ぶ感じ。

(2)コミュニケーションと情報デザインについて。ここは読んでもほんとなんだかよくわかりません(笑)。TwitterとLINEの使い方の違いとか、Instagramのストーリーの使い方とかそれらの事例とかですかね(笑)。TVと新聞はオワコンとかそういうことを教えてくれるんでしょうか。

(3)コンピュータとプログラミングについて。ここはわかりやすいですが、具体的に何をやるのか、どのレベルまでやるのかは謎です。言語も何を使うのかわかりません。なんとなくですがC言語な気がする(いきなりCやるのは辛そうだけど)。

(4)情報通信ネットワークとデータの利用について。ここはデータの取り扱いについてですね。昨今注目を集めているビッグデータに合わせた内容だと思われますが、ここもどこまでやるのか不明です。GoogleAnalyticsとか使ってサイト分析とかやると面白いと思います。もしくは有名SNSのAPI使うとか。

 

これはたぶん当たってると思いますが、プログラミング教育に関しては公立と私立で大きな差が出ます。理由は大きく分けて2つ。どちらもお金の問題ですが、1つは教員の質。もう1つは環境の質です。

私立は公立に比べてお金をかけられる学校が多いので、ちゃんと指導できる教員と設備を用意することができます。公立はそれができません。なので、数年後にはこの指導要領で教育を受けた人の中でのプログラミングスキルにはかなり差が出てると思います。

プログラミングに限ったことではないですが、自分ができるからといって教えるのがうまいかというとそうではないんですよね。塾関係、プログラミング学習関係のサービスを見てきましたが、勉強できる・プログラミングできる、けど教えるのがうまい、ところはあまり見当たらないです。

 

小学生向けのプログラミング学習サービスで良い感じのやつを見つけたので記事にしました。興味がある方は読んでみてください。

https://tutor-blog.com/programing/qureo-techkidsschool/

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