「QUREO(キュレオ)」という良い感じの子供向けオンラインプログラム学習サービスを見つけました!アニメ・ゲーム風のデザインなので子供が喜んでやりそうですねコレ。遊んでいるうちに自然とプログラミングスキルが身につくように設計されてるのでめちゃくちゃオススメです。
この「QUREO」、現状、子供向けのオンラインプログラミング学習サービスで最強なのでは。
小中学生向けにScratchを使ったプログラミングワークショップを行なっている私が実際にQUREOをいじってみた感想を書いたので、プログラミング教室に通わせようかなと考えている方や、お子さんが「プログラミングやりたい!」と言っているご家庭の方は参考にしてみてください。
まず最初に言っておきたいのは、「ここに書いてあることをまずはいじってみてね」ってことですね。プログラミング学習サービスは実際に触ってなんぼですからね。
記事の後半ではQUREOを運営しているTech Kids Schoolという小学生向けプログラミングスクールについても詳しく書いてあるので、あわせて読んでみてください。
*8/27追記
なんと!この記事を書いた直後にQUREOがキッズデザイン賞を受賞しました〜!

以下、QUREOの運営会社であるサイバーエージェントの公式サイトより引用
キッズデザイン賞は、特定⾮営利活動法⼈キッズデザイン協議会が主催する、子どもの安心・安全と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを対象に優れたデザインが選ばれる顕彰制度です。この度、2018年8月24日に発表された第12回キッズデザイン賞において、小学生向けオンラインプログラミング学習サービス「QUREO」が、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」の受賞をいたしました。
キッズデザイン賞についてはこちらをどうぞ。
このQUREOの記事を書いた私の目に狂いはなかったってことですね(笑)。
子供が楽しめるアニメ・ゲーム風な作り
私はオンラインで小中高生に勉強を教えてるんですが、何かを学ぶ時に最も重要なのは「続けること」なんですよね。
どんなに良い勉強方法でも続けられないと効果はないですから。
これはプログラミングでも同じで、「プログラミングできるようになってお金を稼ごう!」とかそういうモチベーションがない子供がプログラミングを学習するモチベーションは「楽しさ」だけです。
QUREOはアニメ・ゲーム風な世界観とキャラデザインなので、見ただけで「やってみたい!」と思う子供は多いはず。


自分が小学生だったら絶対やってましたね。ゲーム好きでしたからね(今でもだけど)。
楽しく続けられる仕組みがたくさんある
QUREOにはレベルアップという仕組みがあります。

レッスンをクリアすると経験値がもらえ、たまった経験値に応じてレベルがあがるようになっています。
Progateやドットインストールなど、レベルアップの仕組みを導入しているサービスは多いですが、ここまでゲームっぽくしているサービスは見たことがないです。
さらに、レベルが上がると「そざい」がもらえます。プログラミングで使える色々な素材がもらえるのですが、ハマるゲームの条件の1つ「コレクター」がしっかり組み込まれています。こどもは、カード集めたり、石集めたり、なんかしら集めたがりますからね。大人でもそうか(笑)。


この画面が出るだけでなんとなく嬉しくなりますよね。
プログラミングの基本が順序よく学べる

QUREOは全部で37のチャプターで構成されています(2018年8月22日時点)。
各チャプターはさらに細かいレッスンに分かれているので、プログラミングの基本をスモールステップで学べるようになっています。

さらに、レッスンは前回や前々回のレッスンで学んだことを再び使うように設計されているので、重要なことを自然と繰り返し学べるようになっています(これは実際にやってみたほうがわかりやすいです)。
身につく仕組み:おさらい

レッスンの最初に前回のおさらいをする動画を見るパートがあります。これも重要なことに繰り返し触れる機会を増やすのに一役かっていますね。
前回の学習から時間が経ってもスムーズに再開できるというメリットもありそうです。
身につく仕組み:バグさがし

あえてうまく動かないプログラムを用意しておいて、正しく動くように直させるレッスンもあります。これは特に良いなと思いましたね。
プログラミングはバグとの戦いと言っても過言ではないと思いますが、それを意図的に体験させるように設計されてるのはお見事。
プログラミング学習サービスの多くは「写経」スタイルで、とにかく完成したプログラム通りに書いていく(作っていく)ものが主流ですが、自分で考えてバグを直すというのは非常に勉強になる部分でもあります。
それをあえてレッスン内容として組み込んでいるのは非常に良いですね。
身につく仕組み:せっけい図



「キャラクターをどう動かしたいか」などの設計をクイズ形式で答えていくパートがあります。これもとても良いですね。
実際のプログラミングでもそうですが、コードをいきなり書き始めるよりも、事前にどういう風に動かしたいかを言語化・図解した方がうまくいきます。
手当たり次第やってみるよりも「なにをさせたいか」を考えてプログラミングしていく方が理解も早いし身につきやすいです。
難易度の高いチャレンジコースもある

各チャプターには少し難易度の高いチャレンジコースがあります。レベルも「かんたん」「ふつう」「むずかしい」と分かれていて、全てクリアするとかなり達成感があります。
チャレンジコースといっても別料金というわけではないので安心して遊べます。
プロジェクトを自由に作成できる機能もある

「プロジェクトをつくる」を選ぶと自由にプロジェクトを作ることもできます。


レッスンでレベルアップした時にゲットしたオブジェクトはここで使うことができます。やればやるほど使えるものが増えるので、これもモチベーションを高めてくれる要素になってますね。
ブラウザでできる
肝心の使い方ですが、QUREOはブラウザでできます。
QUREO公式webサイトで無料会員登録すれば使えるようになるのでぜひいじってみてください。
ちなみに、スマホ、タブレットはまだ順次対応予定らしいです。
チャプター2まで無料

QUREOはチャプター2(20レッスン)まで無料です。それ以降のチャプターはプレミアムプランに加入しないと使えません。
まずは無料でやってみて、続けられそうだったら」お試し1ヶ月プラン」に加入することをオススメします。
無料部分をすべてやってみたんですが、初めてプログラミングをやる小学生だと10〜15時間くらいかかるんじゃないかと思います。かなり個人差があるのでなんとも言えませんが、それなりに楽しめる量だと思います。
プレミアムプランだとチャプター37までできる


プレミアムプランでできることは主に5つ。
- プラミングコースがすべてプレイできる
- チャレンジコースもすべてプレイできる
- プロジェクトの保存数が無制限になる
- 限定オブジェクトが使用可能になる
- 理解度評価機能(準備中)
プラグラミングコースは全部で37チャプター(167レッスン)ありますが、無料で使えるのはチャプター2までです。プレミアムプランにするとチャレンジコースも含めた全てのチャプターがプレイ可能になります。
かくレッスンが終わるとそこまでの内容をプロジェクトとして保存できるようになりますが、無料だと保存数に制限があります。プレミアムプランだと無制限に保存できるようになります。
プレミアムプランに加入すると限定オブジェクトが使えるようになるようです。どんなオブジェクトが使えるようになるかは加入してみてのお楽しみ。
理解度評価機能は今後追加されるようです。
プレミアムプランへの加入は以下のページからどうぞ。
QUREOをやるなら大きめのディスプレイで

QUREOをやるなら大きめの画面のデバイスでやることをオススメします。私は13インチのMacBookProでやりましたが、画面に収まらないので操作しにくかったです。
上記画像の右側が不自然にきれていますが、これはキャプチャをミスったわけではなく、操作画面がはみ出てるんです。これをいちいちパッド(マウス)で操作するのはダルいですね。
Scratchとの違い

基本はScratchと同じですが、主に以下の2点でQUREOは優れていると思います。
- アニメ・ゲーム風なデザイン
- レッスン形式になっている
Scratchはレッスンらしきものはほぼないです。この点が指導者としては使いにくかったんですよね。しょうがないので私は自分で作ってましたが。
QUREOはその点、チャプター37(167+116レッスン)という膨大な量のレッスンがあるので、迷わず楽しく学んでいくことができます。
QUREOはTech Kids Schoolのオンライン学習コース

実はQUREOはTech Kids Schoolという日本最大級の小学生向けプログラミングスクールのオンライン学習するコースです。
QUREOはTech Kids Schoolで使っているカリキュラムをもとに作られているみたいですね。
どうりでちゃんとしてるわけだ。
Tech Kids SchoolにはQUREOを使った「オンライン学習コース」の他にも「継続学習コース」「短期体験コース」があります。
継続学習コースの特徴
継続コースの特徴をまとめるとこんな感じです。
- 最大3年かけて学ぶ
- 1年目はScratchで基礎を学ぶ(40コマ)
- 2年目はiPhoneアプリ開発やUnityでの本格的なプログラミングを学ぶ(全80コマ)
- 1コマ120分、授業は月3〜4回
- プレゼンの機会もある
- メンターは大学生のお兄さんお姉さん
- 教室は渋谷、秋葉原、二子玉川、横浜、名古屋、梅田、那覇の7ヶ所
- 月額19,000円(税別)
- PCレンタル4000円(税別)
3年かけて本格的にプログラミングを学ぶようですね。さらっと体験程度で終わるスクールが多い中、ここはかなり本気ですね。

もうひとつ注目すべきはプレゼンの機会があることですね。全員やるのかどうかはわかりませんが、こういうチャンスがあるのは非常に良いと思います。
生徒の進度に合わせてサポートしてくれるようなので早い人は3年と言わず、ある程度はガンガン進んでいけるっぽい。
メンターが大学生なのはお兄さんお姉さん的な感じで接しやすいというメリットと、指導力に欠ける人もいるというデメリットがありそうですね。このあたりは塾講師をしていたのでよくわかります(笑)。
短期体験コースはNintendo Laboで遊べるぞ!

夏休み期間に「Tech Kids CAMP」という体験コースを開催しているようです。なんと、このCAMPではNintendo Laboで遊べちゃいます!
これはいくしかないですね!
この記事を書いている時点では東京、大阪の開催はまだあるようです。詳しくは公式ページをご確認ください。
まずは体験授業に参加してみよう!

TechKidsSchool、めちゃくちゃオススメなので興味ある方はぜひ体験授業に参加してみてください。子供に混ざって私が参加したいくらいです(笑)。
体験授業の概要は以下の通り。
- 無料
- 少人数制(3〜4名)
- 授業は60分
- もちもの:飲み物、USBメモリ(2GB以上)
開催場所や日時などの詳細は公式ページ(Tech Kids School)をご覧ください。体験授業の様子の動画もあるのでどんな感じでやるのかわかりやすいですよ。
まとめ
さいごにまとめておきます。
QUREOについて
- アニメ・ゲーム風なのでモチベーション高まる
- ブラウザでできるので手軽
- 身につく仕組みが満載
- チャプター2までは無料でできる
- 有料プランは「お試し1ヶ月」がオススメ
Tech Kids School について
- 3年かけて本格的にプログラミングを学ぶ
- 1年目はScratchで基礎を学ぶ
- 2年目以降はiPhoneアプリを作ったりするのですごい!
- 夏のTechKidsCAMPではNintendoLaboで遊べる!
*記事内で使った画像はQUREOを操作中のもの、Tech Kids School公式ページのものを使わせていただきました。
神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導20年、オンライン指導9年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
- 対象学年:中学生、高校生、浪人生
- 指導科目(高校):数学、物理、大学受験指導
- 指導科目(中学):数学、理科、高校受験指導
- 指導形態:SkypeまたはZoomによるオンライン指導
- 指導曜日・時間:要相談
- 料金:1時間7,000円(税別)
- 体験指導:60分(ヒアリング含む)
体験指導をご希望の方、オンライン指導に関してご質問がある方は以下のお問い合わせページからご連絡ください。体験指導や指導料金などについて詳しい資料をお送りします。