今回はラングレーの問題の解説です。この問題は1922年にE・M・ラングレーが発表した平面幾何の難問らしいです。wikiには方針だけ書いてあって細かい解き方が書かれてなかったので、メモもかねて解き方を残しておきます。
ラングレーの問題
まずは問題。
上記の図形においてAB=ACのとき、xを求めよ。
いたってシンプルな問題です。
解説
私は1時間考えても解けなかったので、しょうがなくwikiの方針をチェックしました。
AB上に BD=BF となる点Fをとり、AD=AG となる点GをDFの延長線上にとる。△AGF≡△DBC を示し、FD=FE を示す。
とりあえずこれ通りにやってみました。
△ABCは二等辺三角形なので、、。
△BDFは二等辺三角形なので、。
△ABDは二等辺三角形なので、。また、AD=BD(①)。
AD=AGより△ADGは二等辺三角形なので、。よって、△ADGは正三角形。したがってAD=AG=DG(②)。
①②より、AD=AG=DG=BF(③)。
△AFGと△DCBにおいて、一辺の長さとその両端の角がそれぞれ等しいので△AFG≡△DCB。よって、FG=CB(④)。
また、△BCEにおいて、なので、△BCEは二等辺三角形。したがって、BC=CE(⑤)。
ここで、DF=DG-FG、EF=BF-BE。この2つの式と③〜⑤より、DF=EF。よって、△DEFは二等辺三角形。したがって、。
。
おわり。
二等辺三角形を作って合同を証明するっていう流れは、中学内容でも出てきますがこれが元ネタだったり?正三角形が出てくるのも面白いですね。
これ以外にもいくつか解き方があるっぽいので、ヒマだったら追記します。
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