twitterでたまに図形の問題が流れてくるんですが、今回は最近流れてきた中で面白かったものを解説します。元ネタを少し改変してますが、そのほうが面白いのでぜひ挑戦してみてください。
問題
4つの正方形がある。3,12,27の数字はそれぞれ面積を表している。このとき緑色の正方形の面積はいくつか?
三平方の定理を使えばすぐ解けるのは見た瞬間わかるので、小学生の知識だけで解く方法を考えてみてください。
元ネタ
元ネタはこれ。
What’s the area of the toppled square? pic.twitter.com/77yHacED5Y
— Catriona Agg (@Cshearer41) August 7, 2018
コメ欄はほとんどピタゴラで解いています。ちなみに、左下の面積12の正方形は無くても解けるので、私の問題設定では無くしました。解くために必要な最低限の情報だけ与える、というのも良い問題の条件だと思うので。
以下で解説してあるので、見たい方はどうぞ。自分で考えたい方は見ないほうが良いですね。
解説
ポイントは「辺の長さ」と「面積」の関係を利用することです。
面積3を基準に考えると12は4倍、27は9倍となっているので、辺の長さがそれぞれ2倍、3倍になっていることがわかります(相似比、面積比を習わなくてもわかるはず)。
上記のような三角形を考えます。
面積3と面積12の正方形の辺の長さの和と面積27の正方形の辺の長さは1:1なので、面積27の上辺は三角形の中点を通っているのがわかります。よって、三角形の下辺の長さは③。
したがってこの三角形の面積が27ということがわかります。
ここで、以下のように大きな正方形を書きます。
すると、大きな正方形の一辺の長さは⑨なので、面積は27×9=243。ここから面積27の三角形4つ分を引いたのが緑色の正方形の面積なので、243-27×4=135。
ということで、中学受験で出題されても良さげな問題ですね。おもろ。
神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導18年、オンライン指導8年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
- 対象学年:中学生、高校生、浪人生
- 指導科目(高校):数学、物理、大学受験指導
- 指導科目(中学):数学、理科、高校受験指導
- 指導形態:SkypeまたはZoomによるオンライン指導
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