問題集・参考書

「数学3スタンダード演習」の難易度とオススメの使い方

「数学3スタンダード演習」の難易度とオススメの使い方について解説しました。このテキストは「大学への数学・1対1対応の演習」の1つ上のテキストです。1対1対応の演習との難易度の比較もしてあるので参考にしてみてください。

 

マスターすれば偏差値60〜70くらいになる

数学3スタンダード演習2019

「数学3スタンダード演習」は数3を一冊で勉強できるテキストです。マスターすれば偏差値60〜70の大学入試に対応できるようになります。

偏差値60〜70というとMARCH、関関同立〜早慶上智、旧帝大くらいですね。

 

「数学3スタンダード演習」は「1対1対応の演習」の1つ上のテキストですが、掲載されている問題のレベルは少し被っているものもあります。「数学3スタンダード演習」の方がより上位のレベルに重点が置かれていると考えておけばOKです。

同じレベルの数12ABは「新数学スタンダード演習」で演習しましょう。

 

問題数は約150題

問題数は約150題です。

問題の難易度がA、B、Cと分かれていて、B問題が大半を占めています。B問題のレベルがこのテキストのターゲットレベルなわけですが、それがだいたい偏差値60〜70ってことですね。

個人差があるので幅がありますが、ちゃんとマスターすれば偏差値70くらいまでは行けると思います。

 

全部で9章あります。微分法・積分法から極限・色々な曲線・複素数平面まで数3の範囲すべてが1〜7章で網羅されています。積分法は3章(数式・面積・体積と弧長など)に分かれています。8章と9章は実線演習の数式編と図形編で、この2章はやや難しいですね。

 

オススメの使い方

 

このテキストはかなりハードなのでじっくり腰を据えて取り組みましょう。

現在:大手模試(例えば河合)で偏差値40〜45、目標偏差値70の場合

1. 入試数学の基礎徹底
2. 数学3の入試基礎
3. 1対1対応の演習
4. 新数学スタンダード演習
5. 数学3スタンダード演習
4. 過去問

現在の学力が河合で偏差値40〜45の場合は、基本レベルから勉強する必要があります。

その場合は「入試数学の基礎徹底」「数学3の入試基礎」「1対1対応の演習」をやると良いでしょう。これらを全てやるにはかなりの時間がかかります。もちろん目標が高いのでそれだけのことをやらなければいけないんですけどね。

「入試数学の基礎徹底」「数学3の入試基礎」「1対1対応の演習」については以下の記事をご覧ください。

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現在:大手模試(例えば河合)で偏差値40〜45、目標偏差値70の場合(チャートを使うパターン)

1. 青チャート
2. (1対1対応の演習)
3. 新数学スタンダード演習
4. 数学3スタンダード演習
5. 過去問

 

チャートを使う場合、「入試数学の基礎徹底」「数学3の入試基礎」のレベルは青チャートでクリアできるのでやらなくて良いです。

「1対1対応の演習」も青チャのExercisesで代用できるのでカットしても良いと思いますが、「新数学スタンダード演習」が難しいと感じるならまずは「1対1対応の演習」をやりましょう。

 

チャートについては以下の記事をどうぞ。

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現在:大手模試(例えば河合)で偏差値40未満、目標偏差値70の場合(チャートを使うパターン)

1. 白チャート
2. 1対1対応の演習
3. 新数学スタンダード演習
4. 数学3スタンダード演習
5. 過去問

 

河合で偏差値40未満からスタートする場合は白チャートからスタートした方が良いですね。

1対1を挟んでスタンダードに行きます。が、相当ハードなのでその辺は承知の上でやってください。たぶん、1年かけてもきついんじゃないかと思います。

偏差値70というと旧帝大とか早慶とか医学部下位のレベルですからね。偏差値40未満スタートとなるとそれなりの勉強をしないといけないですね。

それでもこの流れでやれれば偏差値70の大学に合格できるレベルにはなるので、やるしかないですね。

 

まとめ

最後にまとめておきます。

  • 「数学3スタンダード演習」をマスターすれば偏差値60〜70の大学入試に対応できる
  • 「数学3スタンダード演習」は1対1対応の演習の1つ上のテキスト
  • 問題数は約150題
  • 同じレベルのテキストで数1A2Bをやるなら「新数学スタンダード演習」が良い

 

大学への数学シリーズを比較した記事もあるのでどうぞ。

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