勉強方法

小中高生が身につけておくと良い算数・数学の勉強方法ベスト10

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個別指導歴10年以上、これまで個別指導してきた生徒数400人以上の私が、これさえ身につけておけば高校までの勉強で困ることはないよっていう算数・数学の勉強方法を10個厳選してみました。

勉強できる人は当たり前のようにやってることですが、勉強苦手な人にとっては目から鱗かもしれません。算数・数学に限らず使えるテクニックもあるので参考にしてみてください。

あらかじめ言っておくと、最も重要なのはここに書いてある勉強方法ではなく、行動することですからね。どんなに良い勉強方法も実行しなければ意味がない!

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やりたくないことはやらない

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ある意味で最も重要なことですが、やりたくないことはやらない方が良いです。特に勉強に関しては。

理由は以下の2点

・精神衛生上良くない
・身につかない

 

「やりたくないなあ」と思いながらやってると精神衛生上良くないです。そのうち、他人にもやりたくないと思ってることを強要する人間になります。

また、やりたくないなあと思いながら勉強しても身につかないので時間の無駄です。

ということで、「やりたくないことはやらない」というのを基本として行動しましょう。これは勉強テクニックと言うよりも行動とメンタルに関するものなので10個の中にはカウントしてませんので悪しからず。

 

「問題を解く、丸つけ、理解し直す」までを1セットでやる

宿題をやるときなどに、丸つけをしない人がいますがこれは最悪です。

丸つけをしないと自分の回答が合ってるのかどうかわかりませんし、間違っている場合はどこが間違っているかを考え、正しい考え方やアプローチの仕方をアップデートしなければ問題を解いた意味がありません。

こういう勉強をしている人は勉強をただの作業と考えている人が多いです。つまらない勉強をひたすらやらされ続けた結果です。

できるようになる感覚さえわかってしまえば勉強はめちゃくちゃ楽しいので、もったいないですね。

ですので、宿題や問題演習をするときは一回の勉強時間で「解く」「丸つけ」「理解し直す」までワンセットでやるようにしましょう。

 

自分でテストする

これは暗記もので特に効果があります。「書いて覚える」というのはみんなよくやる方法ですが、それだけでは不十分です。必ず自分でテストするようにしましょう。

具体的には以下のようにすると良いです。

  1. 実際に出題される形式でテストを作る
  2. 時間を空けて複数回テストする
  3. 本番までに繰り返しテストする
  4. 寝る前、起きた直後にやるのがオススメ

テストするときに重要なのは「ランダムさ」です。例えば英単語を覚えるときに単語帳を使うと思いますが、単語の並びは決まっているので繰り返すうちにその並びで覚えてしまいがちです。そうなると実際に英文を読んでる時に思い出しにくくなるので、なるべくランダムになるようにしましょう。

そのためには自分でテストを作るのが良いですね。暗記カードは入れ替えればランダムにできるので良いですね。単語帳を背表紙から切り離して入れ替えて使うのも良いと思います。前後の単語など周辺情報がない状態でテストできるような環境を整えることが重要です。

 

解いたら印をつける

問題を解いたらその結果に応じて印をつけましょう。以下の3通りの印をつけていけば良いと思います。

○:100%OK
△:解けたけどまだ不安/ケアレスミス
×:回答したけど間違っていた/手も足も出なかった

 

例えば、テスト1週間前になったので問題演習をしたときにこういった印をつけておけば、テスト前日に優先的に復習するべき問題が一目でわかります。

と同時に、ある程度、客観的に復習すべき問題を決定できるので結果に結びつきやすくなります。

何個も×がついている問題は明らかに弱点なので優先順位が高いでしょうし、○がついている問題は何回解いてもOKだと思うので、優先順位は低いと判断できます。

これは地味な勉強方法ですが、問題を選ぶ時間を短縮できるし、勉強効果も上がるので、かなり効率が上がる方法です。

 

問題の優先順位をつける

問題演習するときは優先順位をつけましょう。付け方は以下のようにすると良いと思います。

学校の問題集の場合

中学生や高校生が使う学校の問題集の場合、A問題B問題など難易度が分かれていると思うので、「まずはA問題だけやって完璧にする」など優先順位をつけると効率的に勉強できるようになります。

学校の定期テストの問題レベルと照らし合わせて、「70点取るにはA問題100%、B問題70~80%、C問題30%くらいできれば良いかな」など考えられるとさらに良いですね。

 

難易度が分かれてない場合

学校で配布されたプリントなどの場合は難易度が明記されてないこともあると思います。その場合は、自分で判断しないといけません。

一番簡単な方法としては「まずは各単元の最初の方をやる」のがオススメです。教科書にしろ、問題集にしろプリントにしろ、各単元の最初の方は簡単で最後の方は難しい問題、という構成になっていることがほとんどです。

なので、とりあえず最初の方だけやれば基本的な問題はOKと判断できます。

難しい問題は捨てる」というのは効率的に勉強するために重要なテクニックなので、できるようにしておきたいですね。

レベルの高い講師は問題の取捨選択がうまいです。身につくのに時間がかかる問題、理解するのが難しい問題などを瞬時に判断して、優先順位が高い問題をピックアップしてくれる講師は当たりですね。

 

わからなくなったらその場ですぐに調べる

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これも「解く」「丸つけ」「理解し直し」をワンセットでやるのと同じくらい重要な勉強方法です。

宿題や問題演習をしていてわからないところが出てきたら、すぐに調べるようにしましょう。まずは解答を見ないで、解説ページに戻って考え方やアプローチの仕方を確認すると良いですね。

いきなり解答を見るクセがつくと自分で考える力がつかないですし、もっと悪ければ、自分で考えなくなってしまいますからね。

調べてもわからなければ解答を熟読して理解するように努めましょう。

 

調べてもわからないことは誰かに質問する

調べてもわからない、解答を見てもわからない場合は誰かに聞きましょう。

「質問力」は「学力」をアップさせるのに必要不可欠なものです。質問するときは以下のことに気をつけましょう。

・「この問題がわかりません」はダメ
・解答のどこまでは理解できて、どこが理解できないのか明確にする
・どういう考えのもとで、どこまで回答を書けたのか明確にする

 

教えていて一番困るのはどこがわからないのかわからないことです。「この問題がわかりません」とだけ言われても答えようがないんですが、しょうがないので具体的にどこがわからないのか聞くことにしています。

それを繰り返すうちに、上記の後半2つの項目さえ分かればほぼ的確に教えられることがわかってきました。

ということで、質問するときはどこがわからないのかを明確にするようにしましょう。

 

と言っても、勉強が苦手な人はそれをうまく説明できないと思います。良い講師はそれを聞き出すのがうまいんですよね。

例えば、解答を指差しながら、

「ここまではわかる?」
「じゃあここは?」
「なるほど、じゃあここまではOKで、次の式に行くところがわからないわけだね」

のように、生徒がわからない箇所を探り当てることができる講師は良い講師ですね。

 

途中式を必ず書く

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「途中式を書け」というのはよく言われることですが、そのメリットは以下の2つ。

・ミスが減る
・考えるより早い

頭で考えているとミスしやすくなりますが、書き出すことでミスが減ります。特に新しい単元に入って新たな知識を身につけている最中は、途中式を省くことでミスが大幅に増えますし、新たな知識とは関係ないミスの修正に時間と手間を取られるので理解度も落ちてしまいます。

また、多くの場合、途中式を省くために頭の中で考えるよりも書いた方が早いです。

途中式を省くのがクセになっていると、なかなか修正できないのですが、指導者としてできることは、毎回のように「途中式をちゃんと書こう!」と言ってあげるしかないですね。

 

暗算しない(筆算する)

これも途中式を書くのと同じですね。多くの場合、暗算しない方がミスは少なくなるし、早く計算できます。

考えなくてもパッとでてくるレベルの計算は暗算でも良いですが、「う〜ん、これはこうなって・・・」と少しでも考えるようなら筆算した方が早いです。

小学生はこの「途中式を書く」と「暗算しない(筆算する)」の2つを身につけるだけでかなり違います。

途中式を書いたり筆算した方がミスは「少ない」し「早く解ける」ことがわかってるのに、勉強できない人は「めんどくさい」という感覚的な理由で間違った行動を選択するんですよね。

ミスしてそれを修正する方がよほどめんどくさいのに。

 

勉強できない人が勉強できない理由は、自分で選択して無駄を増やしてるからです。良い勉強方法とはつまり無駄をなくすことに他なりません。

無駄なことを繰り返しているとやる気も失せますしね。勉強できない人は、勉強を嫌いになる原因を自分で作ってるんですよ。

 

1週間単位で勉強する

これは私が勉強初心者によく教える方法です。

学校は月曜日から始まり、日曜が週のラストです。なので月曜から土曜までに勉強したことを日曜日に復習すると効果的です。

上述のように演習した問題に印をつけるなどして管理しておくと日曜の復習が効率的にできますね。

小学生なら水曜に月火の復習、土日に木金の復習などのように分けると良いかもしれないですね。

 

寝る前に次の日にやることをリストアップする

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やらなきゃいけないのはわかってるのになぜかできないって人はこれをやると良いですね。

寝る前に次の日にやることをノートなり付箋なりに箇条書きにして、目につくところに置いておくだけです。やったら、取り消し線で消していきましょう。

驚くことに、これだけで行動できるようになります。

 

例えば、スマホでゲームをやると、最初に必ずチュートリアルがありますよね。あれは初心者のユーザーにゲームのシステムを理解させるためにあるのですが、みんなチュートリアルの指示通りに進めると思います。

次は「合成してみましょう!」というメッセージが出れば、ほとんどの人はとりあえず合成してみるはずです。

やることを箇条書きにして目につくところに置いておくのはそれと同じ効果があります。

取り消し線で消すことで、視覚的にやった感が出るので心理的にも次の行動を起こしやすくなります。

当然個人差はありますが、この方法は簡単に試せるのでやるだけやってみると良いですよ。

 

まとめ

さいごにまとめておきます。

  1. やりたくないことはやらない
  2. 「問題を解く」「丸つけ」「理解し直す」までワンセットでやる
  3. 自分でテストする
  4. 解いたら印をつける
  5. 問題の優先順位をつける
  6. わからなくなったらその場ですぐ調べる
  7. 調べてもわからないことは誰かに質問する
  8. 途中式を必ず書く
  9. 暗算しない(筆算する)
  10. 1週間単位で勉強する
  11. 寝る前に次の日にやることをリストアップする

番外編:ノートは綺麗に書く必要はない

番外編なんですが、ノートは綺麗に書く必要はないです。それどころか板書を写すのもやめた方が良いですね。

勉強できない人に限って板書を綺麗に書いてたりするんですが、逆効果なのでやめた方が良いです。

なぜかというと、書くことに集中して授業内容を理解することを忘れるからです。

それならいっそのこと板書を写すのをやめて、しっかり話を聞くことに集中した方がいいです。もしくは問題演習をする方がよほど効果的です。

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