塾選びのポイント

個別指導塾を選ぶときのポイントと注意点

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元個別指導塾講師、個別指導歴10年以上の私が個別指導塾を選ぶ際のポイントをまとめました。ここに書いてあることに気をつければお子さん(自分)にぴったりの塾を選べること間違いなしです!

 

指導経験豊富な教室長がいるか

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教室長が指導経験方法だと、講師の指導にミスがあった場合でも軌道修正されやすいです。逆に指導経験がない教室長の場合、エラーの発見が遅れます。1年経っても何も変わらないということもよくあります。

いざという時に相談するのは教室長なので、教室長が指導について詳しくないと話が通じなくて困りますからね。

教室長が指導経験がなくても、優秀な講師が揃っている場合は大きな問題はないです。ですので、説明を聞きに行くときは講師の指導経験も聞くと良いでしょう。

 

1科目あたり週1コマがベスト

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基本的には1科目あたり週1コマ(60~90分くらい)がベストです。

週に2コマ以上だと消化不良になります。そもそも自学スキルが低いから塾に通う(通わせる)はずなので、授業時間が多いとパンクします。復習する時間も確保できなくなるほどのコマ数を入れようとする塾は完全にNGですね。

例外的に、著しく学力が低い場合は1科目あたり週2コマ必要な場合もありますが、入塾時は週1コマで様子を見て、慣れてきてから必要であれば増やすのが基本戦略です。

 

夏期講習や冬季講習にやたらとコマ数を取らせようとするところはNG

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これは超あるあるですが、個別指導塾は夏期講習や冬季講習が稼ぎ時なのでコマ数をたくさん取らせようとします

私の経験上、小中高生、受験生、非受験生、どんな生徒でも1科目につき多くても週2~3コマあれば十分なので、それ以上取らせようとする場合は生徒のためではなく、塾のためにそう言っていると判断してOKです。

そもそもコマ数をたくさん入れるということは自学の時間を削ることに繋がります。本当に重要なのは自分で考えて勉強する時間を作ることですが、その時間を削ってまで授業を入れるのは逆効果です。

それを提案してくる塾は信用できません。

 

元生徒の講師がどのくらいいるか

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これは主に大学生を講師として使っている塾において、かなり有効な指標になります。

生徒の中には大学受験が終わるとそのままその塾で講師をやる人が出てきます。どういう生徒が講師になるのかというと「塾や教えてもらった講師に対して満足している生徒」です。

つまり、受験がうまくいって満足している生徒です。講師の中に元生徒がたくさんいるということは、それだけ結果を出して生徒から信頼されているということです。

また、元生徒はその塾のやり方や指導方法をよく知っているので、講師としての仕事をすぐに覚えます。その結果、他の講師よりも成長スピードが早くなります。さらに、元生徒は帰属意識も高く積極的に貢献しようとします。その結果、教室全体のパフォーマンスは高くなります。

ですので、大学生講師がメインの個別指導塾では元講師が何人いるかをチェックすると良いですね。目安としては講師の総数の10~15%以上が元生徒という塾は良い塾の可能性が高いです。

 

最初の1コマが終了した時点でカリキュラムを作成できるか

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ノウハウが蓄積されていれば1コマ見ただけである程度のカリキュラムは作れます。

以下の項目をクリアしたカリキュラムを作成してもらえれば合格ですね。

・基本方針が明確になっている(後述)
・復習する場合、どこから復習すべきかが明確になっている
・1つでもいいので具体的な改善ポイントが書いてある
・簡素である

基本方針が明確になっている

個別指導における基本方針は以下のいずれかです。このいずれかが明確に提案されている場合、その塾はある程度の指導ノウハウを持っていると判断してOKです。

・復習オンリー
・復習+学校対策(学校の進度に合わせる)
・予習+学校対策
・受験対策

私が指導する場合、学校の授業にまったくついていけてない生徒に対しては「復習オンリー」を選択することが多いです。学校についていけない原因の99%は既習範囲が身についてないからなので、まずは既習範囲を復習しないといけません。復習が終わり次第、学校進度に合わせた指導も入れます。

予習はよほど賢い生徒じゃない限りやりません。先取りすることで、定着までの時間を稼げるのが予習のメリットですが、そもそも予習に見合う学力が必要です。例えば、学校の成績が5段階中5とか、5を狙えそうな位置にいる生徒なら予習しても良いかもしれないですね。

受験対策の場合は生徒側から「受験対策してくれ」と頼むはずなので、あまり指標にはならないですね。

体験指導など、最初の1コマが終わった時点で指導の基本方針を明示できない塾はやめたほうがいいです。また、逆に最初の1コマが終わっただけで超細かくカリキュラムを作成するところもやめたほうがいいです。

1コマだけだとわからないことも多いので、具体的なカリキュラムは指導しつつ適宜修正加筆しながら進めて行くのが正解です。それを最初の段階できっちりカリキュラムを作成するところは、その生徒のためのカリキュラムではなくもともとフォーマットとして決められたカリキュラムである可能性が高いです。

そのカリキュラムがうまくはまればいいですが、そうじゃない場合は効果がない授業を延々と受けなければいけないことになるかもしれません。なぜかというと、そういう塾では講師はそのカリキュラム通りにやれば良いと言われて教えているだけの可能性があるからです。

そういう塾は、臨機応変な対応ができないですし、講師も指導スキルが全く上がらないまま働いているので危険ですね。

復習する場合、どこから復習すべきかが明確になっている

ある程度の経験を積んだ講師であれば1コマ見ただけでどこから復習すべきか、どこを復習すべきか、どういう指導方法をすべきかを判断することができます。

最初の1コマが終わった時点で、どこが抜けているのか、どこから復習するか、などの具体的な情報提供、方針の提案がある場合は良い塾である可能性が高いです。

1つでもいいので具体的な改善ポイントが書いてある

勉強方法についても同様で、具体的にどこをどう改善すればいいのか明示してくれている場合、良い塾の可能性が高いです。

だいたい、勉強方法で改善すべきところは以下の項目なので参考にしてみてください。

・復習のやり方
・復習のタイミング
・教材の使い方
・ノートの使い方
・学校の授業の活用方法
・宿題のやり方

それぞれの細かい説明はこちらの記事をどうぞ
*現在準備中

カリキュラムが簡素である

ごちゃごちゃしてるカリキュラムを出してくるところはダメですね。簡素なのが良いです。

例えば中3・高校受験生で夏期講習から入塾した生徒の数学のカリキュラムならこんな感じ。

コマ数:全6コマ
方針:夏休み明けの定期テストに向けた中3内容の復習
コメント:夏休み明けの定期テストで80/100点を取るために既習内容を復習します。平方根の計算はまだ練習が必要です。また、展開・因数分解の利用問題も出題される可能性がありますが、その場合は以前のテストよりも難しい問題の出題が予想されるので、難しめの利用問題を演習します。平方根の利用問題については標準的な問題を中心に演習します。

読むのはあくまでも保護者なので、テキスト名はいらないですね。書いてあってもそのテキストがどういうものなのかわからないですし。それよりも、目的と達成方法が明確に書いてあるほうが重要です。

何コマ目で何をやるか、まで書いてある場合もありますが、私は必要ないと思います。なぜかというと、指導はたいていズレるからです。

チェックしてみると意外とできないことってよくあるんですが、その場合は時間をかけてその部分を復習する必要があります。ですので、各コマで何をやるかをあらかじめ決めておくのはあまり賢くないです。それよりもトータルで何をやるかが重要です。

上記の場合は「6コマで夏休み明けの定期テストで80/100点取れるように指導する」ということが重要なのであって、各コマで何をやるかはどうでもいいです。保護者もそこまで細かく書かれてもよくわからないですしね。

それどころか、混乱することになることもあります。

以前、一緒に働いていた講師が、夏期講習全部で20コマくらい取っていた生徒のカリキュラムを事細かに作成し、見事にズレまくった結果、保護者から「どうしてこんなにカリキュラムと違うことをやっているのか」とクレームが来たことがあります。

思った以上に生徒が忘れていたために、カリキュラムを大幅に変更して復習したその講師の授業の対応は正解だったんですが、保護者からはそう見えなかったんですね。

 

まとめ

最後にまとめておきます。

  1. 指導経験豊富な教室長が良い
  2. 1科目につき週2コマ以上取らせようとするところは基本NG
  3. 夏期(冬期)講習にやたらとコマ数取らせようとするところはNG
  4. 体験指導や最初の1コマが終わった時点でカリキュラムが作成できるか
  5. カリキュラムは具体的かつ簡潔か

 

 

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