2020年の県入試は、ちゃんと勉強していた受験生にとっては昨年より若干易しかったかもしれません。逆に、傾向対策ばかりしていた受験生は若干てこずったかも。以下で、各大問ごとに見ていきます。所々、問題解説もあるので参考にどうぞ。
問1:やや難
(オ)だけ若干難しくなってますね。気付いた人は因数分解してから解いたかもしれませんが、力技でも解けるのでそこまで難しくはないです。60点以上を目指す人は正答したところ。
問2:普通
ここは昨年までと同じでしたね。(カ)はいくつか解法ルートがありますが、以下で一つ解説してるので良ければどうぞ。
問3:易化
まず(ア)。証明がここに移動してきましたが、問題自体は易化してます。(ⅰ)の(a)、(b)は直前の誘導文を読むだけでも回答できるレベルです。(ⅱ)も(ⅰ)の結果から円周角が等しいことはわかるので、すぐに解けます。ここは目標点に関わらず誰もが完答しておきたいところ。
次に(イ)ですが、11月はすぐにわかりますが、1月を特定するのにやや時間がかかるかもしれません。B、Eの2択まで絞って適当に答えて、時間が余ればあとで戻ってくる、みたいな対応ができると良いですね。ここで時間かけてしまった人は後半キツかったハズ。
(ウ)はやや易化か、例年通りのレベルです。これも解法がいくつかありますが、その一つを以下で解説してるので良ければどうぞ。
(エ)は瞬殺です。特にいうことはないですが、反比例の問題はあまり出題されてないので、傾向対策だけしかしていない受験生は正答率低そうですね。
問4:普通
これも例年通りです。(ア)と(イ)で得点し、(ウ)は70点以上が目標点の場合以外は捨てた方が良いですね。(ウ)の解説も作ったのでどうぞ。
問5:普通
これも例年通りですが、やや問題設定を理解する難易度は下がったと思います。その代わりに空間図形の把握力が問われるのでトントンですかね。問題設定と図形の特徴さえ把握できれば、表を作ってすぐ解けます。
問6:やや難
おそらく、今年の問題の中で問6が一番難しかったんじゃないかと思います。目標60点なら(ア)まで、目標70点なら(イ)まで解いて終わりって感じですね。
(イ)はよく見るやつなので、傾向対策してる人は比較的正答率が高かったかもしれませんが、そもそもそこまでのレベルに到達するのが一苦労です。直角の部分をうまく利用すれば、底面と高さの辺がすぐにわかるんですが、それに気づけないといつまでも解けません。
(ウ)は2020年の問題で最難関だと思われます。最も正答率が低いのでは。以下で解説してるので良ければどうぞ。
まとめ
ということで、全体としては若干易化したんじゃないかと思います。少なくとも難化した部分はほぼないです。
私の生徒には毎年言ってるんですが、傾向対策ばかりだと本番焦ることになるので、しっかり基礎学習しといた方が良いですね。
神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導18年、オンライン指導8年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
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