2020年(令和2年)2月14日に実施された神奈川県高校入試の数学の問3(ウ)の解説をアップしました。この問題は標準的な難易度だったと思います。解法も複数ありますが、ここでは理解するのが一番簡単そうなものを紹介します。
問2(カ)、問4(ウ)、問6(ウ)の解説もあります。




問題設定としてはよく見る形です。難易度も前年と同じかやや簡単といったところです。
このような場合BG:GH:HFの比を取れば良さそうだなとすぐに反応できれば方針はすぐに立てられます(そのレベルになるまでトレーニングしないと時間内に解くのはキツいです)。
まずは、セオリー通り砂時計型のところを見つけて比をとります。

次はもう一つの砂時計型の部分の比を考えますが、BEの長さが不明なのでまずはBEの長さを他のところから導出します。

ここで、直角三角形を利用します。上記の緑の三角形と黄色の三角形は相似なので、これを利用します。

これで が得られました。ちなみに
もあとで使います。

先ほどの図形に戻って考えると、 というのがわかりました。ここでの比は、
と区別するために四角で表しておきます。

必要なところだけ取り出して考えます。昨年度のような難しい問題の場合、ここは連比を解かなければいけないんですが、今回は簡単な設定でしたね。比の合計が8でそろってるのでそのまま考えればOK。 。
あとは計算するだけです。

ここは、元の問題の図形と照らし合わせながら一つずつ確認していけば理解できるハズです。
別解としては と
がわかったあと、△ACEと△AGHに注目し、
、
を利用して解く方法もありますが、その解説は省略します。気が向いたら追記するかも。
神奈川県公立高校入試、都立高校入試、大学入試で個別指導20年、オンライン指導9年の私がマンツーマンで丁寧に指導します。
- 対象学年:中学生、高校生、浪人生
- 指導科目(高校):数学、物理、大学受験指導
- 指導科目(中学):数学、理科、高校受験指導
- 指導形態:SkypeまたはZoomによるオンライン指導
- 指導曜日・時間:要相談
- 料金:1時間7,000円(税別)
- 体験指導:60分(ヒアリング含む)
体験指導をご希望の方、オンライン指導に関してご質問がある方は以下のお問い合わせページからご連絡ください。体験指導や指導料金などについて詳しい資料をお送りします。