指示待ちはもうやめよう 〜サッカー日本代表選手とみんなの共通点〜

先日、テレビ東京で放送していたFootBrainを観ていて思ったことがあるので今回はそれを書きます。12/24放送のやつです。「クリスマスイブなのに家でテレビ見てたんかい」とかつっこまないこと。

放送の中で手倉森コーチがこんな感じのことを言ってました。一言一句覚えていませんが、趣旨は合ってるはず。

ハリルが”縦に行け”と言ったら、どんな場面でも縦に行こうとする。でも、縦が無理そうなら横にパス出すとかしてもいいんだ。ハリルもそれでいいと拍手するし。日本人は真面目だから言われたことをそのまま、それだけを実行しようとする。

日本人の真面目さ(マイナスの意味で言ったと思う)を表した言葉ですね。手倉森さんはハリルが一貫して縦に速いサッカーをやろうとしてきたことを踏まえてこのエピソードを話したんだと思います。また、日本人は細かい点を気にするが海外では枝葉末節はこだわらず最も重要なことを強調するとも話していました。ここでいう最も重要なのは言うまでもなく「縦に速く」ですね。

私もどちらかと言うとこのタイプです。

指導していて感じるのは細かいところに気を使いすぎて主旨を忘れている人が多いです。よく受験生に「教材は何を使ったらいいのか」とか「どうやって勉強すればいいのか」という質問を受けます。たいていそういう人はまだ受験勉強を本格的にスタートしていない人なんですが、そういう人には必ず「とりあえず、今持ってる教材1冊やってみよう。そのあとで何が足りないか考えよう。」という話をしています。勉強法も同じで、とりあえず自分で考えて実行してみることがまずは重要です。そうじゃないと自分に何が足りないのかはわかりませんからね。もちろん、持っている教材を聞いてからその話はしますが、だいたいみんな似たようなもの(一般的に有効なもの)を持っていることが多いですね。

勉強方法だけでなく解説するときも同じで私は答えは簡単には教えません。なぜかというと自分で考えないと身につかないからです。答えを与えてしまうとそれで満足して考えなくなります。ハリルの言う「縦に速く」は答えではなく目指している場所であり、「そうなるためにはどうしたらいいのか自分たちで考えろ」というメッセージが込められていると思います。

人に言われたからやっている状態だと他人事になってしまい、真剣味がなくなります。そうなると責任感もなくなりミスが増えたり適当なことをしはじめます。これはサッカーでも勉強でもまったく同じことだと私は考えています。

学校や塾で宿題を山ほど出され、それをこなして提出しているにも関わらず学力が上がらない人がたくさんいます。やるべきページや問題番号まで書かれたプリントが配布されたり、提出フォーマットまで決められていたりします。これはやめたほうがいいと思います。特にできるタイプの人に対しては。嫌々やる宿題ほど意味のないものはないですからね。

私の指導では基本的に宿題は出しません。自分で必要だと思うことをやるようにとだけ指示しています。とは言え、いきなりこのやり方でやるのが難しい人もいます。そういう人には必要最小限の方向性を示すことはします。

それに加えて、しっかりとコミュニケーションをとることが重要です。ただ放任すればいいわけではなく、適切に自学できているかをしっかり見てあげる必要があります。そのためには生徒の質問力向上が不可欠です。なぜなら、自学を進める上で困ったことやアイデアを説明してもらうことで私の指導は成立するからです。

もともと存在する勉強方法に生徒をはめ込むのではなく、生徒自身が自分の勉強方法を作り上げるにはこの方法が一番です。自分で考えたやり方で良い結果が出れば自信につながります。他人の指示に従って良い結果が出ても所詮は他人事で、自信にはつながらないでしょう。そういう人は勉強に対するモチベーションがなかなか上がりません。なにせ自分の成果じゃないですからね。

自分でコントロールしているという感覚が重要なんです。

放送ではこんなことも言っていました。

格上の相手チームや年上のチームメイトをリスペクトしすぎ

これはまったくその通りで勉強でも似たようなことが言えます。相手が親や先生だからと言ってその話を鵜呑みにする必要はありません。現在の学力からかけ離れた志望校だったとしても自分を卑下しなくていいんですよ。大切なのは対象を適切に評価して、それに応じた行動をとることです。「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が重要なんです。

誰か(たいていは目上の人)に言われたことをこなすことに慣れていると「どんな教材を使えばいいですか?」とか「勉強法を教えてください」という質問をするようになります。指示されるのを待っているわけです。これではいつまでたっても自分事にはなりません。でも、こういった人に「それじゃいかん!自分で考えるんだ!」と言ってもメンタルブレイクするだけなので少しづつ自分で考えることに慣れていってもらうことが重要だと思います。実際、私の指導はそうしています。かなり個人差がありますがだいたい2〜3ヶ月でほとんど指示がいらなくなりますね。

指導者の中には指示通り動かないと鬼のごとく怒る人がいますがそういう人は害悪なので無視しましょう。もちろん正当な意見であればしっかり耳を傾けたほうがいいですけどね。

まとめ

ということで、ものすごいざっくりとした内容ですが書いてみました。まずは自分で考えて、それが相手に伝わるように質問するようにするといいですよ。そのほうが学習効果は圧倒的に高いです。

私の経験では、無理ゲーと思われる志望校に合格する人は自分で考えて勉強している人が多いです。というか、そういう人だけです。ホントに。逆に、指示されたことだけをやり続けている人は第1志望はおろか第2志望すら合格できない人も少なくありません。あれやれこれやれと言われる環境からいますぐに脱出し自分の頭で考えて動けるようになりましょう。そして指導を受けるならそのサポートをしてくれる人を見つけましょう。

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